2017 August

 

 
 
8月に入ったというのに軽井沢は肌寒い・・・。テニスコートもうっすら霧がか かり我が家のお庭はすっぽりと霧に包まれる。快晴の青空はもちろん素 晴らし いけれど、私はこんなミスティーな森の神秘的な雰囲気がとても好き。

 

 

 
 
 
8月に入ると始まる軽井沢の骨董市。パリの蚤の市のように処狭しと和洋の骨 董、アンティークがひしめきあっている。鬱蒼とした緑の窓辺に並ぶ乳白 色の フランスのアンティークガラス、まるでもランディの絵画のように美しい・・・。

 

 

   
 
 
東京に帰る夕方、いよいよ深くなった霧にすっぽり包まれた軽井沢駅。うっすら と灯る街灯が何とも幻想的で美しい。新幹線も雲の中に飛び立っていく 飛行機 のよう・・・窓の外は真っ白。

 

 

 
 
主人の還暦のお祝いの打ち合わせでゼミの学生さん達と麻布にある国際文化会館 に伺う。戦後、知識人の国際交流のために吉村順三、坂倉準三、前川國 男の3 氏による設計で1952年に設立されたこの会館、六本木の喧騒がウソのように 静寂を保った美しいお庭に暮れ行く空が美しい。両親の結婚披露宴、その 後のさまざま なお祝いもこちらで・・・我が家にとっては思い出深い素敵な場所。

 

 

 
 
主人のゼミの生徒さんが我が家に集まる恒例の夏のパーティー。酷暑の今日、あ ろうことか・・・冷房が壊れる。大人数の熱気も相まって大変な暑さで サウナ のようなパーティーに。それでもあまり大騒ぎすることも無く、和やかに楽しく 過ごす皆さんにすっかり感心する。「どんな事も大騒ぎすること なく、何事も なかったように振舞う」、ノーブルな学生さん達に学ぶ暑い夜。

 

 

 
 
私の会社は6月が決算なので毎年この時期は事務所で経理の書類を作成する地味 な日々。ひたすら過去一年の伝票を整理するとその時のことが蘇 り・・・と思 い出に浸っている場合ではないのだけれど。一年に一度さまざまな事を「振り返 り、整理する」、貴重な時間。税理士の先生とのお電話だ けがこの数日のお楽 しみ、来期もどうかお見放しなきようよろしくお願い致します!

 

 

 
 
 
今期の経理も一段落、台風も去って快晴の軽井沢へ到着。夏らしい入道雲と凛々 しいあさま山に迎えられてようやくほっと一息・・・、澄んだ空気と森 の匂い に癒される。

 

 

 
 
 
主人のゼミの卒業生、もう長いお付き合いのU嬢と軽井沢でご一緒するとは嬉し いご縁、早速ルヴァン美術館へ。素晴らしいお庭を見ながらコーヒーを 頂く至 福の朝。コルビジェの展示と坂倉夫人によるタピストリーの数々を見ながら、そ の昔ゼミのヨーロッパ旅行でロンシャンにご一緒した時の思い出 話などお喋り は尽きない。今年は東京も軽井沢も雨ばかり、久しぶりの快晴が嬉しい。

 

 

 
 
 
長い雨でなかなかテラスでお茶を頂く事が出来ない今年の夏、久しぶりのお天気 で湿っていたベンチも乾きようやくテラスで寛ぐ。U嬢が編集して来て 下さっ たゼミのヨーロッパ旅行の写真を見ながらゆっくりお喋り、懐かしい写真に皆さ んどうしているかしら?

 

 

 
 
雨ばかりの8月、我が家の周りもいよい熱帯雨林地帯のジャングルのよ う・・・。可憐に咲く山りんどうも鬱蒼とした深い森に埋もれてしまいそう。山 を少し降りて別荘地をお散歩しながら街へ続く道を歩く。木漏れ日が眩しい素敵 な午後。

 

 

 
 
 
子供の頃、夏休みの軽井沢といえばらくやき。図柄の構成や釉薬の仕上がりを想 像するのが難しくなかなか描き始められなかった私をよそに、自由自在 に色と りどりに白い陶地を埋めていく母を見て羨ましくもうっとり眺めていた懐かしい 思い出。「もみちゃん、まだ?」・・・私のお皿はまだ真っ白。 最近はデザイ ンパターンを決めてシリーズで使えるように少しずつ作り足している。U嬢とお 喋りしながら筆を動かす楽しい時間。

 

 

 
 
 
軽井沢プリンスはショッピングアウトレット、3つのホテル、スパやゴルフ場、 スキー場を含む一大レジャー施設。見渡す限りプリンスの土地に縦横に シャト ルバスが走り、施設内の移動もスムーズ。山小屋風のレンタルロッジは夏のハイ クシーズンも冬のスキーシーズンも使える、正にオールシーズン リゾート。ゲ レンデにかかるリフトは山の景色を眺めるハイクのお客様に人気とか。深い霧の 今日、さすがにお客様は少ない。何とも幻想的で少し怖い けれど山頂まで登っ てみたくなる・・・。

 

 

 
 
 
お盆の軽井沢は渋滞が激しくてどこにも行かれないので、東京へ。今年は台風5号が長く停滞して雨ばかり・・・主人も出張で居ないの で一人、事務所で静かに仕事をする。在庫整理や資料の整理、みんなお休みのがらーんとした東京、がらーんとした事務所。大勢で居るのも楽しい けれど、「一人で静かにモノゴトを整理する」のが好きな私には至福の数日。

 

 

 
 
 
お盆の東京はどこも空いていて快適、でもあまりにも人が居ない・・・。決算を 前に銀行に行くのも、朝一番の必要はなかったかも・・・、本当にがら がらの 東京。

 

 

 
 
 
フランスでは国が違っても「一人一免許」という法律で、フランスの免許に書き 換える時に日本の免許はパリの警視庁に預けなくてはならない。そのた め私の フランス免許で日本で運転するには翻訳が必要、日本では唯一JAFで出来ると 知り早速伺う。このような国は数カ国しかないとのこと、ヴァカ ンスの時期と いう事もあって私の逆の条件のフランス人がごった返している!世の中知らない ことが沢山あるもの・・・。

 

 

 
 
 
今では大好きな水泳も子供の頃はカナズチだった私。泳げなくてもプールの時間 が大好き!と言う呑気な性格もあって、本当に長い間泳げないま ま・・・。さ すがに心配した両親が入れてくれたスイミングスクールがこのYWCA。何より コーチが優しくて子供を背中に乗せて泳いで下さるので泳 げない子供も泳いだ ような感覚を身につけることができる。すっかり新しくなった施設を拝見し、懐 かしい思い出が蘇る。

 

 

 
 
静かなお盆の東京で事務所の整理もかなり進む。この半年の仕事の資料やサンプ ルなどをファイリング。新規事業立ち上げのコンサルティングの中でも 「残念 だった」と思うプロジェクトは資料を捨てるのが少し惜しい。海外との仕事はそ のギャップとそれを埋める要素の両方が必要、何よりはアプロー チのタイミン グ・・・。外は記録的豪雨!

 

 

 
 
仕事三昧、整理三昧、そして雨ばかりだったお盆を終えてようやく久しぶりの快 晴。今年は山の日から続く長いお盆休みとあって、高速は上下線ともそ こそこ 混んでいる。軽井沢に向かう途中の横川パーキングエリア、久々の太陽が嬉しそ うなひまわり畑や美しい芝生のお庭、ハーブガーデンなどPAと は思えない充 実ふり。子供の頃は「横川と言えば釜飯」・・・おままごとに使おうと陶器のお 釜を大切に持って帰った可愛らしい思い出。

 

 

 
 
本当に雨ばかりの今年の夏、軽井沢は東京よりひどく毎日雨だったそう。久しぶ りに晴れた午後、木漏れ日の中旧道までの別荘地を歩くのも楽しい。と ころど ころに大きな水溜りがあり渡れない・・・大変な雨量であったことを想像すると 少し怖い。

 

 

 
 
8月の前半は毎年決算のため事務所にカンズメ、今年はその後のお盆も雨が長く 続いて・・・。ようやく晴れたテラスでほっと一息の朝、ランチもアペ リティ フも名残惜しい夏を楽しむようにテラスで過ごす。

 

 

 
 
少し遅い私のお誕生日のお祝いを、と清家清氏設計のザ・プリンスへ。作品集で 写真や図面を拝見してから伺ったのでプランも良くわかりさながら建築 見学? 顔なじみの森の小さなビストロも素敵だけれど、ホテル独特のアノニムなパリッ とした雰囲気が心地よい・・・。

 

 

 
 
 
御代田にあるガラス作家K先生のアトリエに伺う。両親の古い友人であり母のご 近所で父の同級生というK氏、私の知らない曾祖母もご存知!子供の頃 から大 切な日はK氏の作品で育った私、アトリエの作品はどれもなんとなく親近感があ る。窓からの光が作品に反射して美しいクリエイティヴィティに 溢れた空間。 アトリエとお住まい、工房も見せて頂きお話は尽きない・・・。

 

 

 
 
 
東京に帰るとお盆もすっかり明けビジネスモードに。もう長いお付き合になった T銀行の友人達と久しぶりに会う。職種の生き方も全く違うけれど「同 じ仕事 を長く続けて来た」という共通項、ふとした会話に仕事のヒントや学ばせて頂く ことが多くありいつも楽しみ。イタリアンを頂いた後、気持ちの 良い夜風の中 川べりを歩きU嬢のお宅へ。最近行ってらしたドブロブニクの写真をモニターで 見つつお喋りは尽きない。

 

 

   
 
 
六本木の新国立美術館に「ジャコメッティ展」を見に行く。会場で偶然、母の大 親友である女子美術大学前学長のS氏にお会いする。母亡き後、私に とっては 大切な大切な母のような人・・・。手帳に母との写真をしのばせていらして「洋 ちゃんのこといつも考えてるの」と。まるで母が引き合わせて くれたような不 思議な偶然に感謝する。ジェコメッティもさぞや驚かれたかも?

 

 

 
 
帝国劇場の中にある出光美術館に「祈りのかたち」展を見に行く。階上からは皇 居が一望でき鬱蒼とした緑と墨絵のような石垣に囲まれた皇居を拝みつ つ、そ の美しさと静謐な佇まいに心が澄んでいくよう・・・。出発前の慌しいスケ ジュールの中、凛とした気持ちになる。

 

 

 
 
幼馴染みとお母さまが久しぶりに我が家の軽井沢をお訪ね下さる。幼馴染みとは 言っても元々は両親同士が友人なので私達は2世?母が大切にしていた 食器を 出して、母のお気に入りのクロスを掛ける。子供の頃いつも一緒にスキーに行っ ていた私達、40年ぶりの再会とは思えずまるで昨日まで一緒に 滑っていたよ う。話題が親世代でも私達世代でも全て通じることにも驚きつつ・・・こんな幼 馴染みの存在に感謝。「建物探訪」のように小さな我が家 をご案内。奇跡的に晴れてテラスでお茶をご一緒する。

 

 

   
 
 
雨が多く地味ながらもさまざまな整理が進み充実していた8月、軽井沢でも沢山 の友人に会えて楽しい時間を過ごせたことに感謝しつつテラスでお礼 メールな ど。夕暮れの鳥のさえずりを聴きながらアペリティフ、明日はもうパリに戻るの で名残惜しい森の匂い・・・。

 

 

 
 
東京ー軽井沢の夏を終えて今年は少し早めにパリに戻る。まだヴァカンスの余 韻?いつもより静かなシャルル・ド・ゴール空港、新しいターミナルEに 到着 する。年々拡張されて巨大な空港になりつつあるCDG、乗換えを待つ間に仮眠 を取るスペースもどこぞのエステサロンのごとくソファが並ぶ。

 

 

 
 
 
空港から市内へ向かうタクシーの中から美しいコンコルドの機体を見ると、パリ に帰って来たという実感。今年は本当に暑いパリ、夕方だというのに気 温は 30度以上ある。タクシーの運転手さんに冷房を強くしてもらっても汗ば む・・・。

 

 

   
 
 
6区の警察も夜はライトアップされ何とも美しく警察とは思えない・・・。

 

 

 
 
 
久々のパリは快晴、まだ8月とあってカフェも車もガラガラ。9月には入ると一気に 始まるパリ・・・嵐の前の静けさのようなこの時期、税務署などの用事 は8月 中に済ませるのが長年の知恵?どこも空いていてあっという間に終わる。9月に 入ると数時間待ちもザラ、この極端さもなんだかパリらしい。

 

 

 
 
 
道もパーキングロットもまだ空いている8月、ヴァカンス明けにお引越しと言う 人も少なくない。9月に入ってしまったら延々にクラクションを鳴らさ れそう なコトは今のうちに!それにしてもパリのお引越しは危なっかしい・・・。なるべく遠くに車を止める私。

 

 

   
 
 
様々な書類を取りに警視庁の外国人管轄所へ行くのも8月中に済ませる大切な用 事、ガラガラ過ぎて窓口の人も席を離れてお喋りに夢中。かつて9月に 入って から行った時にはなんと日陰の無いこの通路で7時間も待って火ぶくれになると いう惨憺たる思いをした。8月のパリの数日は貴重な時 間・・・。

 

 

 
 
 
diary index 東京から戻って数日の間に膨大な雑務を一気に済ませ8月が終わる・・・。21 時を回ってもまだ明るく美しい夕暮れ、後数週間であっという間に日が 短くな り秋を迎える。そして明日からは怒涛の9月が始まる! page top

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